ペット同行避難訓練の成否は「計画」で決まる|同行避難訓練活動報告
2022年6月、佐賀県大町町にある日本レスキュー協会様のペット同行避難対応施設「MORE WAN(モアワン)」にて、ペット同行避難受け入れ訓練、および飼い主様向けのペット防災セミナーが開催され、当法人も参加・登壇してまいりました。
今年2月のプレオープンイベントでの基調講演に続き、今回はより実践的なシミュレーションと啓発の場となりました。
自治体・支援団体・飼い主が一体となったシミュレーション
今回の訓練には、地元の飼い主さんとワンちゃんをはじめ、佐賀県の災害支援団体、そして地元自治体など、非常に多くの関係者が集まりました。
さまざまな立場の人が一堂に会し、実際の災害時を想定したシミュレーションを行うことは、有事の際の連携において不可欠です。平時から「顔が見える関係性」を築くことの重要性が、まさに現場で実践された形となりました。
明確な課題を浮き彫りにする「徹底した事前計画」
今回の訓練に参加し、大変勉強になったのは、主催である日本レスキュー協会の皆様による素晴らしい準備と計画です。
「避難所のどこで受け入れを行うか」「どのような受付を、誰が担当するのか」「その日の天候(雨天等)をどう想定するのか」など、様々な事態を想定した具体的な計画が、事前にしっかりと練られていました。
明確な目的を持ち、しっかりと計画をしなければ、現場で生じる課題を具体的に把握することはできません。
この徹底した準備があったからこそ、実際の動線や連携における今後の課題が明確に浮かび上がり、次に繋がる非常に有意義な訓練となりました。
地域の防災対策やペットの同行避難についてご不明な点がございましたら、[こちらからお問い合わせください]

【飼い主向けセミナー】ペットを守るために、まずは飼い主の無事を
実践的な訓練の終了後、参加された飼い主の皆様に向けて、当法人からペット防災の大切さについてセミナーを行わせていただきました。
そこでお伝えした最も重要なメッセージは、「ペットを守るためには、何よりもまず飼い主自身が無事でなければならない」ということです。
災害時、ペットを守ることが出来るのは飼い主の皆様しかいません。
だからこそ、飼い主の皆様ご自身の防災意識の向上が、結果として大切な家族であるペットの命を救うことに直結します。同行避難における「自助」の根幹は、ここにあるということを強くお話ししました。
実践と啓発を繰り返して防災力を高める
素晴らしい計画のもとで実施された実践的な訓練と、意識向上のための啓発セミナー。この両輪を回していくことで、地域のペット防災力は確実に底上げされます。
当法人も引き続き、自治体や獣医師会をはじめとする関係機関と連携し、現場に即した実践的なサポートと飼い主様への啓発活動を通じて、ペット防災の推進に尽力してまいります。



