私たちの活動の原点は、熊本地震での長期にわたる支援活動です。そこで私たちは災害時のペット問題の現実を目の当たりにしました。
そして、その後も頻発する災害での支援活動と検証を続けてきました。そこから見えてきたのは、現場の混乱を防ぐには「個人の努力だけでは限界がある」という現実です。あの状況を二度と繰り返さないためには、社会全体の仕組みとしてのペット防災を整備しなければなりません。
その実現に向けて、私たちは、誰もが安心できる「ペット防災の社会インフラ化」を目指して活動しています。
私たちが目指す社会インフラ化とは、防災対策を日々の暮らしの当たり前の仕組みとして社会に根付かせることです。すべての土台となるのは、飼い主の適正飼養による「自助」です。しかし、現在約3割の世帯がペットと暮らす中、日頃の備えを「自助」のみに委ね、飼い主個人の問題として放置してしまえば、災害時には社会全体の混乱に繋がります。だからこそ、「自助」を前提としながらも、地域の「共助」と行政の「公助」で確実に支える仕組みを「社会インフラ」として構築することが不可欠なのです。
私たちは熊本地震以降、一貫してペット防災の普及啓発に取り組んできました。全国での実践的なペット防災セミナーの開催、地域で活動するボランティアや団体のサポート、自治体への助言など、多岐にわたる活動を行っています。
活動を続ける中で痛感するのは、いまだに災害のたびに繰り返される同行避難の混乱です。飼い主の皆様の間でも備えや意識にはまだ課題があり、間違った知識が広がっている現状すらあります。私たちは、過去の災害の混乱を二度と繰り返さないために、そんな現状を本気で変えたいと考えています。
しかし、ペット防災を「社会インフラ」として確立するにはまだ道のりは長く、私たちの力だけでは実現できません。この困難な挑戦には、同じ志を持つ皆様の力が不可欠です。”誰も取り残さない”未来に向けて、私たちの活動に賛同し、共に歩んでくださるサポーターを募集しています。