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活動実績

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活動記録

福岡スマートシティコミュニティペット防災プロジェクトを監修

2022年9月1日に本格スタートした「福岡スマートシティペット防災プロジェクト」は、異業種8社とオブザーバー福岡市による共同事業体「Fukuoka Smart City Community(FSC)」が主催した市民参加型のオンライン投票「防災選」から誕生しました。

9つの防災課題候補の中から、総数約1万1000票もの投票が行われた結果、「ペット防災」に関する課題が1864票を集めて見事第1位に選ばれました。この圧倒的な投票数は、「災害時に大切なペットの命をどう守ればいいのか」と不安に感じている市民がいかに多いかという、地域社会のリアルな課題を浮き彫りにするものでした。

私たちNPO法人ペット防災ネットワークは、この画期的なプロジェクト全体の監修を担わせていただき、啓発の核となる「ペット防災の3カ条」を考案いたしました。「ペット防災 福岡」と検索して本記事に辿り着いた多くの皆様へ向け、今回は本プロジェクトの活動内容と、そこで得られた重要な気づきについてご報告いたします。

福岡ペット防災プロジェクトの概要

2022年9月1日開始、福岡市内を中心とした各協賛企業店舗・オンライン・商業施設等、内容:福岡スマートシティコミュニティを通じたペット防災の普及啓発活動およびペット情報カード7000枚の無料配布、デジタルツール連携等

企業連携が生み出す新しい啓発の形

今回の福岡スマートシティペット防災プロジェクトを通じて、私たちが最も強く実感したのは「ペット防災の普及啓発における企業の力」の絶大さです。当法人がプロジェクトの監修という立場で関わる中で見えてきた数多くの気づきや、今後の課題について詳しくお伝えいたします。

プロジェクト「防災選」のランディングページはこちら。

啓発の壁を超えたアプローチ

日頃から当法人は様々な地域でペット防災に関する啓発活動を行っておりますが、普及活動を続ける中で常に一つの大きな課題に直面していました。それは、自ら進んでペット防災セミナーへ足を運んでくださる飼い主の皆様は、すでに一定以上の防災意識を持っており、私たちが本来最も啓発の声を届けたい「まだペット防災に関心がない層」ではないというジレンマです。本当に情報を届けるべき対象である無関心層へのアプローチは、民間団体単独の力や通常の手法だけでは非常に困難なのが実情です。しかし、今回のプロジェクトでは、福岡を代表する多くの企業の皆様が持つ強大な発信力と日常的な顧客接点を活用することで、これまで決して情報が届かなかった層へも自然な形でアプローチすることが可能となりました。

多角的な企業連携の力

本プロジェクトにおける具体的な企業連携の取り組みは、多岐にわたります。まず、LINEヤフーコミュニケーションズ様(旧LINE Fukuoka様)には、視覚的にも洗練された専用ランディングページの作成や、福岡市公式LINEを活用した大規模な周知施策を展開していただきました。また、ホームセンターのグッデイ(嘉穂無線ホールディングス株式会社)様では、全店舗においてペット用品売場に約30種の避難アイテムを集めた特設の「ペット防災コーナー」を展開していただき、日常のお買い物の動線上で自然と防災を意識できる環境を作っていただきました。ペットフード等のサンプリングも実施され、非常に実践的な備えへの第一歩を提供していただきました。

情報カードと店舗連携

今回の活動の目玉とも言える「ペット情報カード」の開発と配布においては、デザイン集団ハイタイド様による親しみやすく可愛いデザインが採用されました。このオリジナルデザインのカードは合計7000枚製作され、九州旅客鉄道株式会社(JR九州)様のJR博多シティ内ペットショップ「P2」や、西日本鉄道株式会社(西鉄)様のソラリアプラザ内「P2」、そして福岡地所株式会社様が運営するマリノアシティ福岡内の「マザーガーデン&ペットパラダイス」など、多くの市民が日常的かつレジャー感覚で訪れる場所を中心に無料配布されました。福岡地所様には、運営商業施設での福岡市「備蓄促進キャンペーン」への参画もいただき、大きな相乗効果を生み出しました。

デジタルと広報の融合

物理的なカードの配布といった伝統的な手法に加え、デジタル技術を活用した備えのサポートも充実しています。株式会社S’more様が開発した、犬の鼻紋をAIで認証し個体を識別するアプリ「NoseID」との連携は、災害時の迷子犬の早期発見に大きく貢献する画期的な仕組みです。さらに、株式会社福岡銀行様には公式YouTubeチャンネルでペットのための積立を推奨する動画を公開いただき、資金面から日頃の備えの重要性を発信していただきました。西部ガスホールディングス株式会社様や株式会社西日本シティ銀行様には強力な広報支援をいただき、プロジェクト全体の認知度向上に多大なる貢献をいただきました。

課題とこれからの展望

今回の活動で得られた最大の気づきは、ペット防災に関心がない層へ情報を届けるためには、企業様の持つ物理的な店舗やデジタル上のプラットフォームなど、生活に密着したタッチポイントを活用することが最も有効であるという点です。一方で課題としては、この素晴らしいムーブメントを一過性のキャンペーンで終わらせず、いかにして飼い主の皆様の「日常の習慣」として定着させていくかが挙げられます。私たちが考案した「自分自身をまもる」「うちの子をまもるための備えをする」「まわりに迷惑をかけないように普段からちゃんとする」という「ペット防災の3カ条」を基盤とし、今後は今回築いた産官民のネットワークをさらに強固なものに育て、他の地域でも応用できるような持続可能なペット防災の仕組みづくりへと繋げていきたいと考えております。

尚このプロジェクト監修業務は専門家と企業体の連携が評価され、内閣府国土強靭化民間の取り組み事例集に取り上げられました。

関わってくださった皆様への感謝

最後になりますが、本プロジェクトにご参画いただいたFukuoka Smart City Communityの各企業様、福岡市の関係者の皆様、そして「防災選」の投票から積極的に関わってくださった多くの市民の皆様に心より感謝申し上げます。本プロジェクトの監修業務は、内閣府国土強靭化民間の取り組み事例集にも取り上げられるという名誉ある結果に繋がりました。この成功を糧に、今後も「災害時に大切なペットの命を守る」ための活動に邁進してまいります。ペット防災の輪が福岡から全国へと広がり、1日でも早く災害に強いペット共生社会が実現できるよう、引き続き尽力いたします。

ペット防災セミナー・講演会・取材・監修について

当法人では、実際の災害支援経験に基づき、『正しいペット防災の知識』の普及・啓発に努めております。地域の防災力向上や、より実践的で包括的な災害支援体制の構築に向けて、皆様の地域でも「ペット防災セミナー・講演会」の開催をご検討されてみませんか。
自治体、ボランティア育成、飼い主さん向け、自主防災組織、ペット関連事業者など、各団体様の抱える課題や地域特性に合わせたカスタマイズ可能なプログラムをご提供しております。また各種メディア取材、監修業務についても承っております。まずは下記リンクよりお気軽にお問い合わせください。

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FukuokaSmartCityCommunityペット防災プロジェクト記者発表の様子FukuokaSmartCityCommunityペット防災プロジェクト記者発表の様子

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