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活動の記録

能登半島地震支援物資
活動記録

【活動報告】2024年能登半島地震におけるペット支援活動のご報告と心からの御礼

【活動報告】2024年能登半島地震におけるペット支援活動のご報告と心からの御礼

はじめに

2024年元日に発生した「令和6年能登半島地震」により、犠牲になられた方々に深く哀悼の意を表します。また、被災された全ての皆様、そして今なお不安な日々を過ごされている皆様に心よりお見舞い申し上げます。

私たちNPO法人ペット防災ネットワークは、発災直後から情報収集に努め、過去の災害支援の経験と教訓を踏まえ、今回は**「後方支援」に徹することを決定いたしました。全国の皆様からの温かいご支援を、本当に必要とされる方々へ届けるための「ペット用支援物資のコーディネート」**に注力した活動をご報告いたします。

私たちの役割:後方支援という選択

私たちの支援活動は、常に被災地の確かな情報に基づいています。特に混乱期において、外部からの無秩序な支援はかえって現地の負担となりうるという過去の教訓から、今回は後方支援に集中いたしました。

私たちが徹底した4つの基本方針は以下の通りです。

【確かなニーズ】:品目、規格、アレルギー対応など、現地の真のニーズを的確に把握します。
【最適な時期】:発災直後から中長期的な避難生活まで、フェーズに応じたタイミングで届けます。
【現地の負担軽減】:物資の仕分けや輸送手段の手配を万全に行い、受け入れ側の労力を最小限に抑えます。
【確実なルート】:行政や現地の動物病院、信頼できる団体と連携し、透明性の高いルートで確実に届けます。
これらを実現するための調整と、全国の仲間たちへの協力依頼が、今回の私たちの重要な役割でした。

具体的な支援活動と連携の力

発災以来、全国の多くの仲間や関係機関と連携し、迅速なペット支援体制の構築に努めました。皆様の多大なるご協力のおかげで、被災地である石川県、富山県へペット用支援物資をお届けすることができました。

特に、熊本地震の時から継続的にご支援をいただいている企業様からは、今回も快く多大なご協力を賜りました。この貴重なご支援は、石川県薬事衛生課と連携し、応急仮設住宅で暮らす被災者の皆様と、その大切な家族であるペットたちへ確実にお届けすることができました。

私たちの活動にご理解とご賛同を賜り、即座に行動してくださった全国の皆様に、言葉では言い尽くせないほどの感謝を申し上げます。

今回の支援活動で重視した2つのポイント

今回の活動では、特に以下の2点を重視いたしました。

被災地の正確なニーズの把握 私たちの全国ネットワークを最大限に活用し、地元の動物愛護推進員、石川県獣医師会、石川県庁、そしてペットと避難生活を送る飼い主様から直接的かつ具体的な情報をいただきました。この「生きた情報」こそが、きめ細やかで本当に求められる支援の生命線となりました。
被災地へ赴かない支援の実行 発災直後の混乱期に外部から乗り込むことは、かえって現地の負担となりかねません。私たちはこの状況を避けるため、後方支援に徹することが、安全かつ効果的に被災地を支える責任ある支援の形だと確信し、コーディネート業務に集中いたしました。

全国の皆様からの温かいご支援に心より感謝を

「何か支援したいが、形は?」「物資は準備済み。いつでも声をかけて」 このような温かいお問い合わせが、全国から数多く寄せられました。熊本地震の時も、それ以降の災害支援の際も、皆様のお気持ちと具体的なご協力が、私たちと被災地の大きな力となってきました。

この場をお借りし、ご協力いただいた全ての皆様に、NPO法人ペット防災ネットワークとして、そして私個人として、心からの感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。

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