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ペット防災の三本柱とは|日本レスキュー協会施設プレオープン基調講演

2022年2月、佐賀県大町町に建設されたNPO法人日本レスキュー協会様のペット同行避難対応施設「more ONE」のプレオープンイベントにて、基調講演を務めさせていただきました。

新型コロナウイルスまん延防止等重点措置の適用を受け、急遽オンライン配信での開催となりましたが、行政関係の方、支援団体の方、そして多くの飼い主の皆様にご参加いただきました。今回は、その基調講演の活動報告をお届けします。

熊本地震から続く、日本レスキュー協会様との連携

日本レスキュー協会様とは、熊本地震をはじめ、熱海土石流災害、九州豪雨災害など、災害が起きるたびに現場で連携し、ペットの同行避難支援を共に行ってまいりました。現場の最前線で命を救うレスキュー協会様と、地域の受け入れ体制づくりや飼い主啓発を行う当法人とで、互いの専門性を活かした支援を続けています。

※当時のイベントチラシには「一般社団法人HUG 冨士岡」として記載されておりますが、現在は「NPO法人ペット防災ネットワーク 理事長」として、引き続き全国のペット防災力向上のために活動しております。

佐賀県大町町 ペット同行避難対応施設「MORE ONE」プレオープン

今回完成した施設「more ONE」は、災害時にペットと一緒に避難できる画期的な施設です。

本来であれば、実際に足を運んでいただく体験型のイベントを予定していましたが、感染症対策のためオンライン(Microsoft Teams等)での開催となりました。画面越しではありましたが、災害救助犬のデモンストレーションや段ボールベッドなどの設備紹介が行われ、有事の際の具体的なイメージを共有する素晴らしい時間となりました。

「日本レスキュー協会主催 ペットも一緒に避難所体験会チラシ」

【基調講演】災害時のペット同行避難対策〜ペット防災三本の柱〜

イベントの後半、私は「ペット防災の三本の柱」という演題でオンライン基調講演を行いました。

自助・共助・公助を機能させるための「役割分担」
ペットを守るための三本柱とは、すなわち「自助(飼い主自身の備え)」「共助(地域やボランティアの助け合い)」「公助(行政の支援)」です。これらがバランス良く機能して初めて、円滑な同行避難が実現します。

自治体・獣医師会・民間団体による「顔が見える関係性」の構築
この三本柱を絵に描いた餅にしないためには、どうすればよいのでしょうか。 最も重要なのは、自治体、獣医師会、そして私たちのような民間団体など、災害支援に関わる様々な立場の関係者が日頃から連携し、「顔が見える関係性」を築いておくことです。

災害が起きてから名刺交換をしているようでは、初動に遅れが生じます。「誰が・どのタイミングで・何をするのか」という役割分担を平時から明確にしておくことの重要性を、過去の被災地支援の実例を交えながらお話しさせていただきました。

地域一体となったペット防災の実現に向けて

プレオープンイベントを通じ、日本レスキュー協会様をはじめとする多くの関係機関の皆様と、これからのペット防災のあり方を共有できたことは非常に有意義でした。

今回完成した「MORE ONE」が、平時からの啓発や実践的な同行避難訓練を行うための重要な拠点となり、これからの佐賀県、そして全国のペット防災を力強く牽引していくことを確信しています。

当法人も引き続き、自助・共助・公助の三本柱の確立と、有事の際に迅速に機能する「顔が見える関係性」の構築に向け、現場での活動と啓発を推進してまいります。

日本レスキュー協会MOREONEについてはこちら

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