北九州市でペット防災セミナー開催!同行避難と飼い主の「自助」の重要性
北九州市でのペット防災セミナー開催報告
3月8日北九州市にて、NPO法人ALLOK主催による「ペット防災セミナー」が開催されました。
本セミナーは、災害発生時に飼い主とペットが安全に避難するための正しい知識と、事前の準備の重要性を広く伝えることを目的として開催されたものです。
当日は、当NPO法人ペット防災ネットワークの副理事長であり獣医師の大下勲が講師として登壇し、過去の災害の教訓を交えながら、実践的なペット防災対策について解説を行いました。
本記事では、セミナーで共有された「同行避難」のポイントや、平常時から取り組むべき備えについてご報告します。
セミナーのポイント:災害からペットを守るための基本
東日本大震災の教訓と「同行避難」の重要性
災害発生時、ペットの命を守るためには、飼い主とペットが共に安全な場所へ避難する「同行避難」が非常に重要です。
その理由は、過去の大規模災害において、避難が遅れたり、自宅に残されたペットが犠牲になったりする悲しいケースが多数報告されているためです。
セミナー内でも言及した通り、東日本大震災では犬だけでも少なくとも3,000頭が犠牲になったと環境省のデータ等で示されています。環境省が策定した「人とペットの災害対策ガイドライン」においても、飼い主が自身の安全を確保した上で、ペットと共に避難行動をとることがペットを守るための第一歩であると明記されています。
過去の教訓を風化させず、日頃から同行避難を前提とした準備をしておくことが不可欠です。
ペットの命を守るのは飼い主の「自助」
災害時のペット対策において最も重要なのは、他でもない飼い主自身による「自助」です。
災害への対応には「自助」「共助」「公助」がありますが、大規模な災害の発生直後は人命救助が最優先されるため、行政による「公助」に大きな役割を期待することは難しく、まずは「自助」により自分とペットの身を守ることが必須になります。
セミナーの中で大下副理事長は、「あなたのペットを守るのは、行政でもボランティア団体でもない。あなただけです。」と明確にお伝えしました。具体的な「自助」の取り組みとして、平常時からのペットのしつけと健康管理、そして少なくとも5日分(できれば7日分以上)のペット用の避難用品や備蓄品の確保が求められます。
飼い主がペットの安全と健康を守り、他者に迷惑をかけることなく適正に飼養管理していく責務を負っていることを、常に再確認しておくことが重要です。
まとめ:日頃からの備えとペット防災への取り組み
ペットの命を守るためには、行政や支援団体に頼るのではなく、飼い主自身が正しい知識を持ち、日頃から準備を進めておく「自助」が基本となります。
いざという時に慌てず行動するためには、今回のようなペット防災セミナーを通じて情報収集を行い、ご家庭での防災ルールや避難ルートを定めておくことが大変有効です。
当ネットワークでも、飼い主の皆様が具体的な対策を学べるよう、引き続き情報発信や啓発活動に努めてまいります。大切な家族であるペットの命を守るため、ぜひ今日からペット防災への取り組みを始めてみてください。
関連ニュース動画:FBS福岡放送でのセミナー紹介
本セミナーの模様と、登壇した大下副理事長による「ペットの同行避難」についての解説が、FBS福岡放送のニュース番組で取り上げられました。
動画内では、実際のセミナーの様子に加えて、災害時は誰がペットを運ぶのか、フードの準備はどうすべきかなど、具体的な備えについて分かりやすくまとめられています。セミナーの復習や、これから事前の準備を始めるための参考としてぜひご覧ください。



