令和8年熊本地震のペット支援と寄付のご報告
令和8年熊本地震により被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。NPO法人ペット防災ネットワークは、地元熊本のNPOとして、関係機関と連携したペット支援活動を開始しております。
この度、全国の皆様から寄せられたあたたかいご寄付により、熊本県動物愛護センターへ必要な物資を寄贈いたしました。皆様のご支援に深く感謝申し上げるとともに、現在の活動状況と今後の長期的な支援計画についてご報告いたします。

熊本県動物愛護センターへ物資を寄贈
熊本県動物愛護センターからの要請に基づき、当法人は被災した動物たちへの具体的な物資支援を実施いたしました。お届けしたのは、犬用ケージ10基、猫用ケージ10基、および犬用の大型キャリーです。
これらの物資は、行政機関と情報共有を行い、現場で今まさに必要とされているものを的確に把握したうえで手配いたしました。
仮設住宅での生活に向けて今回の物資支援の大きな目的は、これから本格化する応急仮設住宅でのペット飼養に向けた環境整備です。熊本県内では、9月中旬から順次、被災された方々の応急仮設住宅への入居が開始されます。仮設住宅という新しい環境において、飼い主とペットが周囲の方々と良好な関係を保ちながら生活していくためには、ルールに基づいたケージでの飼養が必要となります。
住み慣れた環境から離れての避難生活は、動物たちにも大きなストレスを与えます。安全で落ち着ける場所としてケージを用意することは、動物たちの健康状態を維持するだけでなく、鳴き声や脱走といったトラブルを未然に防ぐことにも直結します。入居が始まる前のこの時期に、十分な数のケージを確保しておくことが、これからの活動において非常に重要な課題でした。
全国の皆様からの寄付に感謝
今回、熊本県動物愛護センターへ寄贈したこれらのケージやキャリーは、すべて全国の皆様から寄せられた支援金によって購入いたしました。令和8年熊本地震の発生直後から、私たちの活動に対して多くの方々から寄付というかたちでご賛同いただき、誠にありがとうございます。迅速な物資手配の実現災害発生時、現場の状況は刻一刻と変化し、必要とされる物資や支援の形も日に日に変わっていきます。
皆様からのご寄付があったからこそ、私たちは行政からの要請に対して、即座に必要な物資を調達し、必要なタイミングで現場へ届けることができました。皆様の思いが、被災地の飼い主と動物たちの生活を支える確かな基盤となっています。この場をお借りして、ご支援いただいたすべての皆様に厚く御礼申し上げます。
今後のペット支援と長期的計画
物資の寄贈は支援の第一歩であり、私たちの活動はこれで終わるわけではありません。災害からの復旧が進む中で、被災した飼い主とペットを取り巻く環境も段階的に変化していきます。当法人では、今後の生活再建を見据え、継続的な支援体制の構築を進めています。関係機関との連携強化私たちは、熊本県や熊本市をはじめとする行政機関や、動物保護に関わる関係機関とさらに連携を深めてまいります。地元熊本に根ざすNPO法人として、地域ごとの細かなニーズや状況の変化を迅速に把握し、行政の支援が行き届きにくい部分を補完する活動を展開していきます。
正確な情報の共有を密に行い、効率的かつ効果的な支援体制を構築することが、今後の課題解決に向けた鍵となります。ペットを通じた被災者支援へ今後の活動においては、単に動物への対応にとどまらず、長期的視点を持つことが求められます。ペットの存在は、被災された飼い主にとって心の支えとなる一方で、適切な飼養環境が整わなければ、周囲の住民との間に摩擦を生む要因にもなり得ます。
私たちが計画しているのは、ペット支援を起点とした被災者全体の支援です。飼い主が責任を持って適正飼養を行えるようサポートし、周囲の理解を得られる生活環境を整えること。それは結果として、飼い主の孤立を防ぎ、地域コミュニティ全体の平穏な生活再建に寄与します。人と動物が共に安心して暮らせる社会を取り戻すため、私たちは長期的視点に立ち、地域に密着した活動を継続してまいります。
いざ災害が起きたとき、大切な家族であるペットを守れるのは私たち人間だけです。NPO法人ペット防災ネットワークは、被災地での支援経験から得た教訓をもとに、一つでも多くの命を救うべく「正しいペット防災」の普及啓発に全力で取り組んでいます。
令和8年熊本地震における被災ペットと飼い主の生活再建には、まだ多くの時間とサポートが必要です。この活動を継続し、被災地の復興を支えていくためには、皆様のお力が必要です。どうか、今回の令和8年熊本地震のペット支援へ、引き続きの温かいご支援をよろしくお願いいたします。



