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SEMINAR

セミナー

ボランティア育成プログラム

地域でのペット防災の推進

「ボランティアリーダー育成プログラム」

皆様は、ペット防災について学ぶ中で、「現場の実態を知らない机上の空論では意味がないのではないか?」という疑問を持ったことはありませんか。 当ネットワークも、その考えに深く同意します。だからこそ、現場の実務経験と客観的調査にこだわった、実践的な「ボランティアリーダー育成プログラム」をスタートいたします。

環境省ガイドラインでも急務とされる「コーディネート機能」の構築

熊本地震の発生から、まもなく10年が経過します。この10年でペット防災に関わる方は増えましたが、いざという時に皆様の地域で同行避難が確実に機能するかには、まだ多くの課題が残されています。

現在、行政と協働して現場を調整できる「ボランティアリーダー」の育成は全国的な急務となっています。 環境省の「人とペットの災害対策ガイドライン」においても、「現地での活動をより効果的なものとするためには、被災地において民間支援団体等の活動を調整しコーディネートする機能が必要であり、そうしたコーディネート体制のあり方についても検討し準備しておく必要がある」と明記されています。

過去の経験から得た「机上論ではないペット防災」を、それぞれの地域で先頭に立ち、実践できる次世代のリーダーへ本気で託すため、本プログラムは開発されました。

なぜ今、ペット防災の現場に「リーダー」が必要なのか?

現在の被災地では、現場を調整し関係機関と連携できる「ボランティアリーダー」が不可欠です。 なぜなら、支援者間の連携不足により、現場の負担が増加しているからです。個別の判断で動くのではなく、現場をまとめる調整役がいなければ、支援体制は機能しません。

現場で生じている3つの課題と連携不足
現場での連携が不足する背景には、クリアすべき3つの大きな課題が存在します。

災害対策の基本ルールへの理解不足: 現場の指揮系統や避難所の運営ルールを把握せず、独自の判断で行動してしまうケースがあり、行政の対応を遅らせる原因となっています。
現場と関係機関をつなぐ連携役の不在: 行政や獣医師会がすべての避難所の状況を直接把握することは困難であり、現場の状況を正しく報告・調整するボランティアの役割が不足しています。
ペット支援を「動物愛護の延長」と捉えてしまう認識不足: 支援の対象を人間から動物へ置き換えてしまうことで、個別の感情を優先した行動につながり、結果的に被災者の生活再建の妨げとなっています。
これらの課題を解決し、現場を調整できる人材の育成が求められています。

動物愛護ではなく「被災者支援」としてのペット防災
災害時のペット支援の目的は、動物愛護活動ではなく「被災者支援」です。 これが最も重要な基本原則です。支援の目的が被災者支援であることを正しく理解し、災害対策の全体像を把握した上で、ルールを守り連携できるリーダーの育成が不可欠なのです。

現場の事実にこだわる全10章の育成プログラム

本プログラムで提供するのは、実際の被災地で機能する判断基準と行動原則です。

実務経験と客観的調査に基づく実践的カリキュラム
本講座は、熊本地震の発災直後から復興に至るまでペット同行避難支援に関わってきた実務経験と、客観的な調査に基づいています。 一時預かり施設の運営、行政や獣医師会との連携調整、避難所運営者や社会福祉協議会への聞き取り調査など、多角的な活動を通じて得た知見を反映しています。また、九州豪雨や能登半島地震などの災害における検証結果も踏まえ、実際の現場で本当に役立つ実践的な内容をお伝えします。

育成プログラムの全体構成と到達目標
本講座の基礎課程は、これまで個人の判断に依存しがちだった活動を見直し、法的根拠と過去の事例に基づいた「標準化された活動」として再構築することを目指し、以下の全10章で構成されています。

第一章: 何故ペット同行避難が必要なのか
第二章: 災害支援の基本原則と行動原則
第三章: 被災ペットの定義と災害時のペット支援のあり方
第四章: 事例検証 災害現場における支援活動の課題
第五章: 情報収集と発信 情報リテラシーの重要性
第六章: 地元組織の構築
第七章: 現場での実践:発災直後から初期段階の行動
第八章: 現場での実践:「益城町わんにゃんハウス」の記録
第九章: 現場での実践:災害時における「物資支援」の本質と実践
第十章: 事前防災 地域社会へのアプローチ

【自治体ご担当者様へ】地域の受援力を高める研修プログラムのご提案

当ネットワークでは、本プログラムを各自治体における「ペット防災ボランティア育成事業」としてご導入いただくことを推奨しております。

災害時に外部からの支援をスムーズに受け入れ、効果的に配置する「受援力」を高めるためには、行政の意図を正しく理解し、現場のボランティアを統率できる地元リーダーの存在が不可欠だからです。 本プログラムは、過去の事例に基づき「標準化された活動」としてカリキュラム化されているため、自治体主催の研修としてそのままご活用いただけます。

オンライン開催や、指定会場への講師派遣など、地域の実情に合わせた開催方法のご相談も承っております。「災害に強い地域づくり」の確実な一歩として、ぜひ本プログラムの導入をご検討ください。

▶︎ 導入・講師派遣に関するご相談・お問い合わせはこちら:https://petbousai.jp/contact

※オンライン対応可

よくあるご質問

Q. 災害時ペット支援ボランティアリーダーに求められる役割と心構え、必要なスキルは何ですか?
A. 災害ボランティアの基本原則、現場で求められる心構え、そして関係機関との連携方法、シェルターメディスンなど、被災地の現場で役立つスキルと考え方を総合的に習得します。

Q. 災害時に自治体や地元獣医師会とスムーズに連携するための具体的な活動方法を学べますか?
A. はい、各組織の役割を理解し、円滑な情報共有と役割分担を進めるための具体的な方法や、連携コーディネートのスキルを習得できます。

Q. 避難所における多頭飼育環境での動物の健康管理「シェルターメディスン」とは何ですか?
A. 避難所など多頭飼育環境における動物の管理法方法、、感染症予防や衛生対策などです。

Q. 災害時ペット支援の実践的ケーススタディとして、どのような被災地事例や教訓を学べますか?
A. 長年にわたる被災現場でのペット同行避難支援の経験に基づいた、成功事例と失敗の教訓を凝縮して学び、応用力を養います。

Q. 毎回レポートの提出は必要ですか?
A. はい、必ずご提出いただきます。本講座は単なる資格取得のためのものではなく、平時および災害時に現場で実際に活動できるボランティアリーダーを育成するための実践的なプログラムです。そのため、各章ごとのレポート提出を必須としております。

Q. 出席できなかった場合はどうなりますか?
A. 本講座は、毎月第四水曜日の20時から開催される年間10回の連続プログラムです。やむを得ず出席できなかった方のための補講については現在検討中ですが、可能な限り日程を調整の上ご参加ください。

▶これまでの詳しい活動実績はこちら https://petbousai.jp/works

▼お申し込み・お問い合わせ 被災したペットと飼い主の、本当の支えになりたい。その強い想いを持つあなたのご参加をお待ちしております。https://petbousai.jp/contact

活動実績・ペット防災ガイド