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Just in case Preparation

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【ペット防災の決定版】備蓄品リスト

はじめに:備えは愛情。ペットの命を守るための準備を始めよう

災害時、飼い主であるあなたにしか、その小さな命は守れません。公的な支援がすぐには届かない事態を想定し、事前に備えておくことが何よりも重要です。 この記事では、ペット防災の専門家として、本当に必要な備蓄品を網羅したチェックリストをご提案します。ぜひ、ご自宅の備えを確認しながらお読みください。

【ペット防災】備蓄品完全チェックリスト

✅ レベル1【命のライフライン】:最優先で確保!
これらはペットの命に直結する最重要アイテムです。物流が止まっても困らないよう、多めに備蓄しましょう。

療法食・常備薬数量: 最低でも1ヶ月分以上
ポイント: かかりつけの獣医師に相談の上、処方してもらいましょう。災害時には動物病院も機能停止する可能性があります。
薬の処方箋や説明書のコピーポイント: 薬そのものがなくなっても、情報があれば他で入手できる可能性が生まれます。
✅ レベル2【基本の備え】:最低7日分以上!
生命維持に不可欠な食料と水は、普段から使いながら買い足す「ローリングストック法」で備えるのがおすすめです。

フード・おやつ数量: 最低7日分以上(できれば2週間分)
ポイント: 普段から食べ慣れているものを。アレルギー対応食の場合は特に念入りに備蓄してください。
飲料水数量: 最低7日分以上
ポイント: 清潔な水を確保しましょう。普段飲んでいる水(水道水、特定のミネラルウォーターなど)があれば、それに合わせるのが理想です。
食器類ポイント: 普段使いの物に加え、割れにくい素材(ステンレスやシリコン製)のものや、折り畳み式のものがあると避難時に便利です。
✅ レベル3【避難生活の質向上】:心と体のケアに
慣れない避難生活でのペットのストレスを軽減し、衛生的に過ごすためのアイテムです。

キャリーバッグ、ケージポイント: 避難時の安全確保と、ペットのパーソナルスペースとして必須です。普段から「安心できる場所」として慣れさせておきましょう(ハウス・トレーニング)。
首輪・ハーネス・リード(予備も)ポイント: 必ず連絡先を明記した迷子札を装着してください。パニックによる逃走防止の命綱です。
トイレ用品具体例: ペットシーツ、猫砂、うんち袋、消臭剤など
ポイント: 避難生活での衛生管理は、トラブル防止の観点からも非常に重要です。
ケア用品具体例: ウェットティッシュ、タオル、ブラシ、ドライシャンプーなど
ポイント: 断水時にも体を清潔に保てます。ブラッシングはリラックス効果も期待できます。
おもちゃ、匂いのついたタオルなどポイント: 普段から愛用している物や、飼い主さんの匂いがついた物は、ペットの心の安定剤になります。
✅ レベル4【万が一の備え】:情報と便利グッズ
避難生活を乗り切るために、さらに役立つアイテムです。

ペットの情報がわかるもの具体例: ワクチン接種証明書、健康記録、ペットの写真(飼い主と一緒のものも)のコピーやデータ
ポイント: 避難所での受付や、万が一はぐれた際の捜索、動物病院の受診時に必要です。マイクロチップ登録情報の控えも忘れずに。
季節に応じた暑さ・寒さ対策グッズ具体例: 冷却マット、携帯扇風機、毛布、ペット用カイロなど
ポイント: 災害は季節を選びません。日本の気候に合わせた準備が不可欠です。
その他具体例: ガムテープ、軍手、ビニール袋など
ポイント: ケージの補修やゴミ処理など、多用途に使えて便利です。

まとめ:今日から始める「ローリングストック」で万全の備えを

このリストを参考に、まずはご自宅の備えを確認することから始めましょう。そして、フードや水、トイレ用品など消費するものは、少し多めにストックしておき、古いものから使って、使った分を買い足す「ローリングストック」をぜひ実践してください。

ローリングストックについてはこちら https://petbousai.jp/guide_category/rolling-stock