団体概要
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「ペット防災、みんなの安心」
ペット防災は被災者支援。そして被災地全体の安心にも繋がります。
わたしたちは「ペット防災、みんなの安心」その信念のもとに活動を行っています。

ペット防災ネットワーク設立の想い
当法人は、一般社団法人HUGの活動とネットワークを基盤としています。HUGは熊本地震でのペット同行避難支援を契機に設立され、全国でペット防災の普及啓発や災害支援を行ってきた団体です。その活動を強化するため、NPO法人の設立はかねてより検討を重ねてきた課題でした。 ただ、一般社団法人と比較して設立や運営に多大な労力を要することから、これまでは助言や独自のネットワークによる支援で他の団体をサポートする形で活動に協力してきました。 「自らNPO法人を設立せずとも、誰かが正しいペット防災を推進し、人もペットも共に安全でいられる社会が実現すれば良い」と考えていたからです。しかし、2024年に発生した能登半島地震においても、ペット同行避難のトラブルは後を絶ちませんでした。
熊本地震当時と比べてペット防災に関する民間資格が誕生し、ペット防災に取り組む団体も増えているにもかかわらず、あの時と全く同じ状況が今なお繰り返されている現実を目の当たりにしたことで、今のペット防災が必ずしも正しい方向へ進んでいないという強い危機感を抱きました。被災地の厳しい実態を知る立場だからこそ、私はこの状況を黙って見過ごすわけにはいきませんでした。正しいペット防災を地域に広く定着させ、被災地の混乱を二度と繰り返さないために、多くの方の支えもあり、より活動の幅を広げられるNPO法人を設立しました。これからはNPO法人ペット防災ネットワークとして、信頼できる多くの仲間と共に、正しいペット防災を広める活動に尽力してまいります。


熊本地震での長期にわたる支援活動で、災害時のペット同行避難の現実を目の当たりにしました。住み慣れた家を失い、慣れない避難所の片隅で不安に震える動物たち。ペットがいることが理由で車中泊を選び、心身ともに疲弊していく飼い主さん。また、大型犬や猫の飼い主の中には、避難所へ連れて行くことをためらい、被災した自宅に残る選択をして孤立を深めていく方も少なくありませんでした。同行避難の混乱は、飼い主だけの問題ではありませんでした。当時、「同行避難」の重要性は国からも示されていましたが、現場には受け入れの具体的なルールが何一つなかったのです。事前の取り決めやマニュアルがない状況で、避難所運営者の方々は、手探りの状態で同行避難への対応に当たられていました。事前の備えがないがゆえに、ペットと暮らす人たちも、避難所を運営する人たちも、そして不安を抱える周囲の被災者の方々も、誰もが厳しい状況に置かれていたのです。
もし、事前に飼い主が正しい知識で備え、自治体が具体的な体制を整え、支援体制が整備されていたならば。あの時の熊本で起きた混乱は防ぐことができたはずです。被災地での悲劇を二度と繰り返さないためには、平時からの具体的な対策が不可欠です。飼い主による日頃からの適正飼養の徹底、自治体による実効性のある同行避難支援体制の構築、関係機関との強固な連携。官民が平時のうちに明確な役割分担を行い、同じ目標に向かって日頃から対話を重ね、仕組む作りを行うこと。この当たり前のことを当たり前に行う努力こそが、災害への最も確かな備えとなるのです。形だけではない、真に実効性のある災害対策を実現するために、私たちは飼い主や自治体、そして各関係機関に働きかけます。具体的には、全国でのペット防災セミナーの開催をはじめ、自治体への助言や情報提供、ボランティアネットワークの構築、事業者との協働プロジェクトなど、多岐にわたる活動を展開しています。

目指す未来
私たちが目指すのは、災害のたびに被災地へ駆けつけ、困難な状況にある動物たちをレスキューすることではありません。災害が発生してから慌てて支援を行うのではなく、最初から「支援そのものを必要としない社会」を築くことです。
「ペット防災」を、災害に対する特別な備えにするのではなく、電気や水道のように「社会に備わっていて当たり前」のインフラにすること。災害時にペットと飼い主が安心して過ごせる環境をあらかじめ整えておくことは、決して動物のためだけの問題ではありません。
それは避難所における無用な混乱を防ぎ、運営にあたる自治体や地域住民の負担を減らし、結果として地域全体の平穏へと直結する「全ての被災者への支援」なのです。
社会の仕組みとしてペット防災を日常の中に組み込んでおくこと。災害に揺るがない当たり前の社会インフラとして定着させることこそが、次の災害で誰も取り残さない、災害に強い社会を実現する確かな道です。その強靭な社会は、弱者に寄り添う優しい社会であると信じています。
熊本地震の最大の被災地となった益城町。私はその避難所へ毎日足を運びました。
被災者の皆さんは、帰るべき家を失い、明日も見えない、しかも大切なペットがいることが重荷になるような過酷な状況に置かれていました。でも、そんな状況にあっても、お互いに支え合い、支援者である私のことまで気遣いながら、復興へと歩んでおられたのです。
避難所に開設されたペットの一時預かり施設「益城町わんにゃんハウス」では、飼い主さん同士はもちろん、全国から駆けつけたボランティアの人たち、そして避難所運営者のみなさんが垣根を越えて協力し合っていました。そこには、多くの人の温かい手に守られた動物たちの姿がありました。
災害時という極限状態にあっても、笑顔と優しさを忘れなかった熊本の被災者の皆さんの姿を私は知っています。
その温かさと人間の強さを知っているからこそ、災害に負けない強くてしなやかな社会を必ず作れると確信しています。
私たちがこの信念のもとに続けてきた、【セミナー開催や災害支援など、これまでの活動実績全般】についてはこちらをご覧ください。






